まんてん日記(・ω・)b！

それはかなりハードなミッションであった・・・

ある夜の事
美しき主婦「いらぶちゃ〜」は夫の代わりに
車を運転して帰らなくてはならかった。

しかし彼女は、最近運転した先といえば近くのスーパーくらい
那覇市役所にいくのでさえ
自分で運転するよりバスに乗る事を選ぶ
華麗なウルトラペーパードライバーであった。

なのに今、彼女がいる場所は東町。
結構な繁華街地図はこちらである・・・
周りは車だらけではないか！
どの車もまるで悪意を持っているかのように
スピードをだして走っている

「ここから帰れるだろうか？いや、帰らなければ！！」

いらぶちゃ〜は額に汗しながらゆっくり走り出した。
「私はついてる、ついてる、大丈夫。ただまっすぐいけばいいんだから・・・。」
呪文のようにつぶやきながら夜の街を走った。

そろそろバスターミナルに近づいてきたその時！
彼女は重大な事に気がついた！
「左に車線変更しなければ！交差点をまっすぐいけないわ！」
しかし、周りの腐れ運転手達からは譲る気配すら感じとれない・・
「お願い！だれか譲って！」心の中で悲痛な叫びをあげながら
彼女はほとんど半泣きであった。

だんだんと交差点が近づいてくる
「ああ、もうだめ！」
彼女はついに車線を譲ってもらえず
曲がりたくもないのに右折してしまったのである。

しかしほっとしたのもつかのま

右折してしまったからには回り道するため
また左に車線変更しなければなない
なのになんと言う事だろうか！
いつのまにか、しっかりとバスが横に張り付いているではないか！
「こ、恐い。絶対入り込めない！」

そして目前には「那覇空港行き」の輝かしい標識が迫っている。
「ああ、わたしどこへ行こうとしているの・・・ただ家に帰りたいだけなのに！」
いらぶちゃ〜はもう何もかもどうでもよくなり
なぜか、今までの人生を振り返りだしていた

覚悟して空港行きを決めかけたその時！
いきなりバスが急停車した。ふりかえって
よくみると、神の救い！そこはバス停ではないか！

あわてて車線を変更したいらぶちゃ〜は、また
「ついてる、ついてる」
とつぶやき、ラジオさえ聞く余裕もないまま
家路についたのであった

家に帰ってふと時計をみると
１５分しかかからないはずが、３０分かかっていた。

こんないらぶちゃ〜が運転する車は
ある意味凶器だ！

運転させたパパ、あんた・・・まさに外道！

「まさに外道！ジェネレーター」http://gedo-style.net/gedoh/